2009年10月19日

広島少年院の暴行事件、元教官に懲役9月の実刑

 広島少年院(広島県東広島市)で収容中の少年に暴行をしたとして、特別公務員暴行陵虐罪に問われた元法務教官の田原克剛(かつのり)被告(43)(懲戒免職)の判決が19日、広島地裁であった。

伊名波宏仁裁判長は懲役9月(求刑・懲役1年6月)の実刑判決を言い渡した。一連の事件では、元教官5人が同罪で起訴されており、判決が出たのは田原被告が初めて。

 起訴状によると、田原被告は2008年3月、少年(当時16歳)に「これを飲んで死ね」と言って、洗剤の容器を口に押しつけたほか、今年2月頃、別の少年を浴槽に投げ入れ、顔を数回殴るなどしたとされる。

 これまでの公判で、検察側は「厳しく抑えつけることで規律を保とうとした犯行で、無抵抗な少年の人格を傷つけ、精神的苦痛を与えた」と指摘。これに対し、弁護側は「反省し、社会的制裁も受けている」として執行猶予付き判決を求めた。

 田原被告は「正しい処遇ではなく、暴力による手っ取り早い方法を選んだ。感覚がまひしていた」と述べていた。

(2009年10月19日11時56分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091019-OYT1T00523.htm?from=main1
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