2009年10月16日

ストーカー公判で検察が住所隠さず、加害者から手紙

 被害者の情報を秘匿する決定がなされていたストーカー事件の公判で、京都地検の検察官が被害者の女性の住所を隠さずに証拠書類を提出したため、加害者の男から女性に文通を求める手紙が届いていたことがわかった。


 女性は検察官のミスで精神的苦痛を受けたとして、国に慰謝料など約440万円の損害賠償を求め、京都地裁に提訴した。

 訴えなどによると、検察官は、昨年6月の公判で被害者特定事項の秘匿が決まったのに、女性の現住所が記載された診断書を、黒塗りなどしないまま、地裁に証拠として提出。男は弁護人を通じて証拠書類を入手して女性の住所を知り、実刑判決確定後の同年11月、服役中の刑務所から、「寂しい。文通してほしい」と記した手紙を送った。

 女性はその後、引っ越しを強いられたといい、「手紙を読んで、つきまとわれた事件の恐怖が再現し、不安が増し、入院もした。現在も悪夢が続く」と主張。地検は女性に直接謝罪したといい、西浦久子・次席検事は「故意ではないにせよ、ミスで住所を知らせてしまい、大変申し訳ない」としている。

(2009年10月16日20時29分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091016-OYT1T00963.htm?from=top
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